相談活動レポート(2006)


実際に相談を受けた件数は、14,899件(男性6,947件、女性7,952件)で、昨年より485件増加(増加率は3.4%)しています。 その内訳は男性からの相談が364件、女性からの相談が121件多くなっています。 内容別受信状況(図1)は昨年と比較しても大きな変化は見られません。

年代別相談件数(図2)では、昨年より40代が770件、60代が153件と顕著に増加しています。 わが国で最も人口の多い60代の親世代、それを支える40代の子世代の相談内容は深刻化しています。 親の介護、看病、死。変容する現実のつらく寂しい思いを切々と訴え、相談員と悲しみを分かちあっています。

自殺をうかがわせる内容の電話は1,237件で、昨年より148件増加(増加率は13.7%)しています。 内容別自殺志向件数(表1)では、人生、家族、夫婦、男女、保健・医療で大幅な増加が見られます。 心身の衰えから強い不安に駆られ、相談員に「死にたい」と声も途切れがちに打ち明け、相談員は 何とか生きていて欲しいと必死に支えています。

年代別自殺志向件数(表2)では、40代が顕著な増加です。特に男性が急増しています。 職場でのストレスからうつ病になり、苦しい胸の内を語、 女性は家族の悩みや、子世代の悩みをともに感じて苦しんでいる様子がうかがえ、繰り返しかけてくる人も多い。 また、50代、60代も増加しています。相談員とつらさを共有することで、生きる力につながっていくようです。

全国で毎年3万を超える自殺者があり、2006年神奈川県では約1,700人の方々が自ら命を断たれました。
死を覚悟する前に、せめてその気持ちを話して欲しいと願い、私たちは今日も電話の前で待っています。 そして、できるだけ多くの方々にこの活動を理解していただき、ご参加、ご支援くださることを切に願っています。

図1 内容別受信状況




図2 年代別相談件数




表1 内容別自殺志向件数




表2 年代別自殺志向件数