相談活動レポート(2008)


■電話相談の状況

実際に相談を受けた件数−−−− 14,761件   1日平均40.3件
相談ではない通話も入れると−− 16,689件   1日平均45.6件
無言で切れた電話を含めると−− 20,863件   1日平均57.0件
  
  
  
 2008年の実受信件数は、14,761件で昨年より427件増え
ている。受信体制強化プロジェクトの働きかけにより、
受信件数も多くなった。
(図1)内容別・性別受信状況は昨年と比べ、大きな変化
は見られない。
(図2)年代別相談件数では昨年より若い世代は減少して
いるが、50代が305件、60代が200件、70代が28件増加して
いる。最近の深刻な経済不況のなか、リストラや人間関係
の悩みをかかえ、また、避けられない老いと病に直面し、
時には絶望し、精神面に深い痛手を受けた人の相談も多い。





(図3)において、5月・7月・12月に相談件数が増加
している。5月は例年増加傾向であるが本年は7月・12月
も増加している。日頃サポートを受けている機関(医療・
福祉・カウンセリングなど)の予約がとれず、行き場を
失った人々が窮状を訴えた内容が増加していた。
(表1・表2)において、内容別には男女とも人生について
が最も多いが、女性は医療・保健の相談も多く、自分自身も
含めた家族や介護の悩みも多い。
年代別では20代から50代の働き盛りの人々からの相談が多く
これも経済不況の影響があるのかもしれない。
日頃、研修を受け訓練を重ねた相談員が使命感を持ち、献身
的に支えることで、自殺危機を乗り越える人が一人でも増え
ることを願って止まない。


■フリーダイヤル自殺予防いのちの電話

日本いのちの電話連盟が厚生労働省自殺防止事業補助金を受け
取り組んでいる事業も8年目になり、2008年度も@自殺防止ネ
ッワーク構築A相談員研修活動等推進B自殺防止相談窓口の普
及啓発を三本柱として実施した。今年度の自殺予防いのちの電
話は、4月から毎月10日に実施された。月1回とはいえ年間を
通して行い、自殺予防に特化したフリーダイヤルを継続して設
置した意味は大きいと考えられる。川崎いのちの電話では、
推進委員会のメンバ−として連盟の事業実施に協力す
るとともに自殺防止相談窓口の普及啓発事業に取り組んだ。

●相談員研修
日 時 2008年8月30日(土)13:00〜17:00
会 場 てくのかわさきホール
テーマ 「ロールプレイを含めた危機介入の研修」
講 師 加藤博仁氏
(吉備国際大学教授・埼玉いのちの電話元研修委員)


●フリーダイヤル自殺予防いのちの電話の実施
(4月より毎月10日8:00〜11日8:00)
相談員数が減少しているなか、特別シフトをどのような
形で組むかを検討し、相談員委員会、研修担当者会、
事務局が協力して取り組みを進めた。24時間体制で209名
の相談員が参加、昨年より多くの相談件数となり、その
うち自殺志向の相談は、実受信数の33.4%にのぼった。

受信件数
日本いのちの電話
連盟47センター
 川崎いのちの電話  
実受信数 29,462件 609件  
うち自殺志向 9,804件 191件